お久しぶりになってしまいました、さよこです。
実は今、有休消化中でして、大学生ぶりの長いお休みをいただいております。
そう、今年の3月末で10年間働いた会社を退職します!
退職を決断するに至るまで、また、上司に辞めたい旨を伝えてから退職に至るまで
かなりの時間とストレスと苦悩と・・いろいろありました(笑)
今は無事仕事を離れて穏やかな日々を送っているのですが、
今回はわたしの退職の実体験を出来るだけ赤裸々に書いてみようかなと思います。
「仕事を辞めたいけど決断できない」とか「いろんなしがらみがあって・・」とか
「退職の意向を伝えたけど辞めさせてもらえない」とか・・
退職絡みでもやもやしている人が意外といるのでは?と思い、
また、自分自身も今回の決断・経験を書き残しておきたく記事にします。
なぜ辞める決断ができなかったのか?
わたしが最初に「辞めたい」と思ったのは入社2年目の時です。(早っ・・)
そこから実際に行動には出なかったものの、「辞めたい」という感情はどこかにあるまま仕事を続けていました。
なんてこった自分・・(笑)
「辞めたい」とか「嫌だ」という感情を持ちながら仕事をしている人は実際多いと思うのです。
ただ、「辞める」って実際勇気のいることだし、「決断」にまで至らないことが多いと思うのです。
「辞めることを決める」これが出来ず、今まで続けていました。
どうして決め切れなかったのか?は次の通りです。
*そこそこの大企業だったから
運の良いことに新卒・正社員で世間的にも知名度のある大企業(金融業界)に入社できました。
有名大学出でもないわたしが奇跡で、親も安心していましたし喜んでいました。
どんなに仕事がきつくても、自分に向いていないなと思っても
「安定」「世間体(ステータス)」「親」これらを捨てることができませんでした。
*居心地のよさ
ほぼ転勤の無い雇用形態でしたので、10年間ほぼ同じ場所で仕事をしていました。
社内・取引先とも人間関係は出来上がっているのでそういう面ではとにかく楽です。
仕事は嫌でも人間関係はすごく良かったのでそれを手放すのはもったいないな、という気持ちでした。
*せっかく乗り越えたのに・・という気持ち
あともう一つ。
先ほど入社2年目で辞めたいと思っていた話を出しましたが、
この頃、会社の経営統合やら合併がありました。
その混乱と忙しさで、ストレス耐性がまだまだ無いわたしは徐々に心身をやられ、
「適応障害」と診断されました。
「休職」という選択肢もありましたが謎の責任感で抗不安剤を飲みながら、通院しながら仕事を続けました。(2年くらい・・)
その後も合併絡みでシステムや商品を刷新したりしてその度大混乱の会社・・
幾度と困難を耐え忍んでやってきた・・という印象です。
まとめると、「いろいろ、もったいない」という気持ちと「世間体(他人からどう見えるか?)」を気にしていたのですね。
なぜ辞めたかったのか?
*(性格上)とにかく向いていないと思った
金融は大きなお金が絡みます。(どこの業界もそうだとは思いますが・・)
ひとつミスをしただけでも内容によってはお客様に大きな損害を与えたり、
何百万・何千万という契約が自分のせいでおじゃんになることだってあります。
わたしの性格は職場の人からは「真面目」「仕事が丁寧(ミスが少ない)」「細かいところまで気がつく」、こんな評価でした。
裏を返せば「適当に出来ない」「慎重すぎて仕事が遅い」「気にしい」、こんなところでしょうか。
お金を扱う繊細な仕事なのでこういった性格は「向いている」とも取ることができますが
自分としてはすごく辛かったです。ものすごく神経を使うから。
どちらかというと楽観的で大雑把な人の方が向いているなぁと思うし
実際長く勤めている人はそういう性格の人が多い気がします。
*グレーなことが多すぎる
これはもしかしたらどこの業界・会社でもあるのかもしれませんが
グレーなことが多すぎることです。
出来ること、出来ないことがはっきりしていればこちらも仕事しやすいですが、
仮に不明なことがあったとして本社に問い合わせをしても「それは明確に定められていない。そちらの判断でお願いします」とか。
コンプライアンスを重んじる世の中のはずですが、
いざ面倒なことが起きて上司や周りに相談してもだいたいグレーなところに落ち着きます。
真っ向から正しいことをしようとしていたら仕事が終わらないという現実が確かにあるので、
わたし自身ももうどうしようもないという気持ちでした。
実際、全部正しいことは出来なかったし。
が、この綱渡りのような神経をすり減らす選択・判断を強いられるのにもう疲れました・・という感じでした。
甘いんですかね、わたし。
*そもそもなんですが・・やりたい仕事ではない(笑)
そこそこ仕事を続け、好きになろうと努力もしたつもりですが・・
無理でした。
勉強をするにも自分が情熱を傾けられられることがいいな、という想いがありました。
・・めちゃくちゃ長くなりそうなので(笑)、続きはまた別記事にて!